守るべき伝統、伝えるべき味

わたしたち姉妹の食の原点は、祖母の家庭料理のなかにあります。
91歳で他界した祖母の思い出は「いつもおいしい食事に囲まれていた」ことです。いま思えばそれは特別な食べ物ではなく昔から当たり前のように受け継がれてきた日本の味、家庭の味だったのです。
そして「家族においしく食べさせたいという祖母の気持ち、愛情」が生んだお料理でした。

日本の食文化が失われつつある
「春夏秋冬」四季のある日本の食文化は、独特の風土の中で育まれ、旬の食材、季節の味を香りや舌、目で味わってきました。その折々の季節感を喜び、楽しみながら、家族や友人,仲間たちと食卓を囲んできたのです。
旬の食材は、私たちの身体を元気にしてくれます。先人たちは、旬の食材を見事に取り合わせ、器を選び、盛り付けに工夫をこらして、自然の美しさを表してきました。素材への感謝と愛情を料理にしてきたのです。

旬を知り、料理に「取り入れましょう」「味わいましょう」「楽しみましょう」
今、日本ではあらゆる食材が季節に関係なくいつでも手に入るようになりました。「季節の移ろいを食で感じる」魅力が薄らいできた事は残念に感じます。
私たちのライフスタイルは大きく変化し、日常生活は便利で複雑で、大変忙しくなりました。
その一方でとても大切なものを見過ごしたり忘れてはいないでしょうか。
今、ここで少し立ち止まってみてはいかがでしょうか?
素晴らしい日本の食文化を再認識し、真の美味しさと喜びを分かち合い、その想いを次の世代へと、わたしたちは少しでも伝えてゆきたいと思います。

受け継ぐことと、伝えること。
「一般社団法人おいしいにっぽん」では、日本の北から南まで、それぞれの地域が育んできた食文化のなかの食材や料理方法、風習や祭事という日常的な日本の伝統を、後世に受け継いでゆくことを活動の目的とします。また、地域に育まれた伝統文化の素晴らしさを国の内外に伝えていきたいと思っています。

代表理事 山際由美
専務理事 簱明美

山際由美
近茶流正教授
江戸懐石近茶流宗家 柳原一成氏 嗣家柳原尚之氏に師事。
柳原料理教室師範科に在籍。
飯田教室にて日本料理を学ぶ。岬屋渡邊好樹氏に和菓子を学ぶ。
現在日本料理の教室を開催。

簱明美
近茶流教授
江戸懐石近茶流宗家 柳原一成氏 嗣家柳原尚之氏に師事。
飯田正乎氏、悠紀子の親子教室に日本料理を学ぶ。
世界各地の料理を山口道子氏に、和菓子を渡邊好樹氏に学ぶ。
料理教室主宰。